女子トイレ前に行列ができても男子トイレより数を増やせない理由
よく、女子トイレの前では行列ができていますよね。でも、男子トイレの前に行列なんてありません。それで、女性なら誰しも、ガラ空きの男子トイレをうらめしく横目で見つつ順番を待ったことがあるはず!
女子トイレは、男子トイレより多めに作るべきだと思いませんか?
トイレで化粧やらなんやら、やることが多いのは、明らかに女性サイド。なのに、なぜトイレの数や広さは男女同じになっているんでしょうか。今回は、この不思議を解明していきたいと思います。
■実はお役所が決めていたトイレの数
まず、トイレの数については、厚生労働省令である「事務所衛生基準規則」で事務所のトイレについては設置数が決められています。
ざっくり書くと、“男女ともに20人に1つ”が基準です。少ないですよね……。
40人で2つ、60人で3つ、80人で4つ、100人で5つ、という感じですから……。
男女ともに20人に1つですが、細かくはこう決まっています。
(1)トイレは、男女別に設置すること
(2)女性トイレは、20人に1つ以上設置すること
(3)男性トイレは、60人に1つ以上大便器を設置すること
(4)男性トイレは、30人に1つ以上小便器を設置すること
男性の(3)