本は「1行10文字読み」で時間短縮できる!究極の速読術とは?
「本を読むのに時間がかかる」とお悩みの方は、決して少なくないはず。
そこでオススメしたいのが、『頭の回転が速くなる 速読×記憶術トレーニング』(川村明宏、川村真矢著、日本実業出版社)です。
まず驚かされるのは、眼筋の運動法から記憶力持続強化まで、速読を身につけるためにトレーニング法が徹底的に考え尽くされていること。内容を理解する以前に、速く読む方法を重要視しているのです。
だからこそ、コツをテクニカルに身につけられるというわけ。速脳研究会という団体を設立し、30年以上にわたって“速憶・記憶術”を研究してきたという著者の経歴にも、充分納得できます。
究極の速読術だという「ブロック読み」から、「縦書き1行10文字で読む」を見てみましょう。なお、実際のトレーニングは、本書に掲載されている「トレーニング文」を利用しながら進められます。
ただし、これはすべての基本だともいえそうで、注目に値します。
■縦書きは1行10文字で読む
縦書き1行10文字の文章を速読するためには、1行10文字を一度にすべて視野に入れ、視野をそのまま右から左へ移動させながら、音読や擬似音読(心のなかでの音読)をせずに文章を見ていくことが大切。