原因は比率にあった!曇り空でも天気予報では「晴れ」になる理由
たまに、天気予報と実際の空模様が違う時ってありますよね。曇り空なのに、「今日って晴れじゃなかったっけ……?」みたいな違和感を今までに抱いたことある人は多いはず。
みなさん、そもそも曇りと晴れはどうやって区別しているかご存知ですか?実はこれには、ある比率のせいだったのです!今回は、意外と知らない天気の定義をご紹介します。
■晴れは「雲が8割」でも定義づける
まず、曇りや晴れは、空にかかっている雲の面積で決まっています。
空にかかっている雲の量を、“0割(全く雲がない)~10割(空全部が雲)”の11段階に分けているのです!雲の量が0割~8割までが晴れ。雲の量が9割~10割ではじめて曇りです。
この基準は気象庁が決めたもの。つまり、空全体の8割が雲でも晴れなんです!
う~ん、ちょっと無理があるような……。
だから、空を見て首をかしげてしまうこともあるのですね。
ここで、ちょっと想像してみてください。空を見上げて8割が雲なら、ほとんどの人が曇りと思いますよね?でも、日本では晴れなんです。そして9割、10割でようやく曇りです。
先に書いたように雨の場合、ほんのちょっとでも降れば雨となるのに対し、雲に対しては寛容というかかなり甘い基準になっています。