ファン2万人の搭乗員が教える!人の心をつかむ「三方よし」思考
『カリスマ添乗員が教える 人を虜(とりこ)にする極意』(平田進也著、KADOKAWA/中経出版)の著者は、サラリーマンでありながら、約2万人のファンクラブを持つという日本旅行のカリスマ添乗員。
もともと引っ込み思案で口数が少なく、人前に出ると極端に緊張してしまうタイプだったそうですが、そうでありながら、この10年ほどの間に短時間で相手の心をつかめるようにもなったのだとか。
そんな著者が冒頭で強調しているのは、本質的な人の心のつかみ方は業種や年代、シチュエーションを問わないということ。別ないい方をするなら、人の心は誰にでもつかめるというわけです。
きょうはその考え方のなかから、「『三方よし』で思考する」という項目をクローズアップしてみたいと思います。
■“三方よし”の考え方とは?
著者は、「机の上に答えはない」ということを、読者に知っておいてほしいのだと記しています。他人に向かって発信しなければ、なにも起こらない。つまり、つながる力が大切だということ。
そして、ここで重要な意味を持つのが、著者も大好きだという近江商人の考え方“三方よし”。
(1)売り手よし、(2)買い手よし、(3)