なぜ「デイリーポータルZ」は面白い?親近感の正体は3つの近さ
私たちは、リアルタイムというものに興味をそそられるんですね。逆に言えば、時間が経てば経つほど、興味は薄れていくということでもあります。
興味を持ってもらいたいなら、できるだけ新鮮な情報を提供することが重要だという見方もできます。
こうしてメソッドを深掘りしていくと、いかにも本格的なビジネス書のように思われるかもしれません。
ですが、冒頭でご紹介した通り、本書はハッキリ言って“どちらかというと脱力系のお笑い本”です。読むと背筋がピンと伸びるかというとそうではなく、逆に丸くなる感じ。
でも、ビジネスシーンで役立つメソッドが見え隠れしています。「笑いの中に真実あり」というのが、しっくりくる1冊なのです。
(文/オノハルコ)
【参考】
※林雄司(2015)『会社でビリのサラリーマンが1年でエリートになれるかもしれない話』扶桑社