組織の空気がよくなる!意識共有メソッド「ビジュアル4分割法」
『校長先生、企業を救う4つの学校を再生し、3つの会社のV字回復に貢献した敏腕校長が教える組織再生術』(長野雅弘著、日本実業出版社)の著者は、聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校校長。聖徳大学児童学部教授。
4つの学校を再建した独自のメソッドを持ち、その組織再建術が一般企業からも注目されていることで有名です。
事実、校長先生でありながら、3つの企業のV時回復に貢献した実績を持っているのですから驚き。
つまり本書では、ビジネスの現場にも行かせるそのメソッドを明かしているわけです。
■ベクトルを共有することの意義
組織において大切な要素のひとつとして、著者は“ベクトルの共有”を挙げています。
個々人の意識は違っていたとしても、学校であれ企業であれ、それが組織である以上は同じ意識や考え方をもとにして進んでいく必要があるということ。
当たり前のことではあるけれども、組織内に身を置いているとつい忘れてしまいがちなことでもあります。
そこで著者は組織を再建する場合、まずはヒアリングシートをもとに個人面談をして全員の気持ちを聞くのだそうです。
そして得られた結果は、社員全員が集まる会議の場で公表するのだとか。