2000人もの会社員に取材して判明した「出世する人の口ぐせ」
『会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ』(吉田典史著、KADOKAWA/中経出版)の著者は、25年にわたって2,000人ものビジネスパーソンを取材してきたのだそうです。
その結果として気づいたのは、勝者と敗者の分かれ目には、一定の法則があるということ。会社員が競争で負けるのは、自らの意識や考え方に原因があるという考え方です。
■仕事ができない人とできる人の考え方
では、組織内で落ちこぼれてしまう人には、どのような傾向があるのでしょうか?
そのことについて著者は、「なぜ、ライバルに負けたのかと突き詰めて考えることをしない」と指摘しています。
現実から逃避し、負けたことの検証ができないから、結果として問題点や課題を残すことになり、成功から遠ざかっていくというわけです。
一方、抜群に出世する人は、ことばの大切さをわかっているのだそうです。特徴としては、人との距離をとるのがうまく、上司や同僚、取引先やお客様の心が晴れるように話すのだとか。
だから、「この人と仕事をしたい」「この社員と取引をしよう」と思われるようになるということ。
■すいすい出世する人がよく使う口ぐせ
とはいえ現実的に、上司が部下から信頼されることはなかなか難しいこと。