女性比率が20%未満!海外より女性の活躍少ない日本のIT業界
IT産業の発展は目覚しいものがありますが、人材不足が叫ばれている業界でもあります。
そんななか、女性に限ってこの産業を俯瞰して見てみた場合、どのようなことがわかるのでしょうか。
『TechTarget』の記事を参考にしながら、英国と日本の事情を比較してみました。
■IT産業の女性従業員数は下降の一途
英国委員会の業界調査によると、IT産業の女性割合は、2002年以降ずっと減少。2002年度は33%でしたが、2015年度は26%まで減っています。
他の産業での女性の従事割合は47%なので、かなり低いといえるでしょう。
日本の場合は、海外諸国にくらべると女性技術者の数はもっと少なくなります。
独立行政法人情報処理推進機構がIT関連業界団体に加入する企業を中心に行なった調査によると、全体の70%以上の企業で女性比率が20%未満という結果となりました。
もともと女性の割合が少ないとはいえ、IT業界での女性の管理職比率はさらに低く、実に49.2%の企業が「女性管理職はいない」と回答したということです。
■人材不足はビジネスチャンスも逃す
また、人材不足によって、雇用者の40%がビジネスを失ったことがレポートで明らかになりました。