女子より男子が危険!アメリカで自殺する若者の平均年齢が低下中
みなさんは、先進7ヶ国のなかで15歳から34歳の死因の1位が自殺なのは日本だけ、という事実をご存知でしょうか。
死亡率はアメリカやフランス、カナダの約2倍、ドイツやイギリスの約3倍、イタリアの約4倍となっているのです。
ただし日本だけの問題ではなく、10代の自殺については、アメリカでも問題になっています。
■自殺の平均年齢が14歳に低下している
『Connecticut Post』が、「アメリカのコネチカット州では2007年以降、若者の自殺による死者数は減少傾向にあるもの、その年齢が若年化している」という調査結果を発表しました。
なんと自殺した若者の平均年齢が17歳から14歳に下がり、自傷行為をした、もしくは「絶望を感じたことがある」と答えた数が上昇しているそうです。
このコネチカット州の調査を実施した児童保護団体の代表者は、「現代の子どもは、人知れず心のなかで苦悩や失望感を増大させています。周囲には必ず救いの手があることに気づかせ、家族や子どもが抱え込んで沈黙のなかで苦しまないようにしなければならない」と解説しています。
さらにこの団体の識者グループは、「公的な機関や教育現場にいる専門スタッフによるサポートと現場調査、医師による診察の機会を増やすことで、よりタイムリーで効果的な医療体制が子どもの自殺を防ぎ、予防策を講じることができる」