2年後には読まれる時間が35%低下?世界中で進行中の新聞離れ
いま、日本では新聞の読者が減少し、新聞社は危機的な状況になっているといわれていますよね。理由は、「料金が高い」「そもそも新聞を読む習慣がない」などさまざま。
恐らくみなさんも、新聞に触れる機会の少なさを実感しているのではないでしょうか。
この新聞離れ、日本だけの現象ではありません。今回は新聞を読む時間についての最新事情を、イギリスの新聞『The Guardian』からご紹介したいと思います。
■世界中で新聞を読む時間が減っている!
まず、新聞を読む時間の平均は、2010年から2014年までで25%以上、世界的に減少しています。2014年には一日平均16.3分と、2010年の一日平均21.8分にくらべて25.6%下回る結果に。
イギリスのメディアサービス企業『ゼニス・オプティメディア』によるメディア消費についての最新調査によると、新聞を読む時間の世界平均は、2017年までに一日たったの14.1分になり、2010年に比べて35%低下するだろうと報告しています。
しかし、イギリスでは新聞愛好家が比較的残っているようで、同じ期間で19.2分から18.6分へと、たったの3%しか低下しなかったことが明らかになりました。