正しい情報でがんの9割は予防できる!がんにならない簡単な習慣
いまや、2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなる時代。しかし、実はその半分近くが予防できることもまた事実。
そう明かしているのは、『がんにならないのはどっち?』(秋津壽男著、あさ出版)の著者。
これまでにも『長生きするのはどっち?』(あさ出版)などのベストセラーを送り出してきた医師ですが、今回はがんをテーマに、知っておきたいことを二択の質問形式でまとめているわけです。
最大のポイントは、正しい情報に基づいた予防法に取り組めば、がんの9割は予防できるということ。
そのためにおぼえておきたい2つのことを、第3章「『がん習慣』のどっち」から引き出してみたいと思います。
■1:「日傘をさす」と「日焼け止めを塗る」皮膚がんになる習慣はどっち?
「太陽からの紫外線を浴びると、皮膚がんになる」、これは正しい情報だそうです。
理由は、紫外線を浴びると、皮膚の遺伝子が傷つくから。
遺伝子の傷は通常2日ほどで修復されますが、このとき遺伝子のプログラムが誤って修復され、皮膚がんになることがあるというのです。
また美容面では、「肌の色が黒くなる」「長年大量に浴び続けることによってメラニンが過剰につくられ、シミやソバカスとなる」