書評家が経験から教える「読ませる文章」に必要な4つのポイント
手前味噌ながら私は毎日、『Suzie』をはじめとする複数のサイトに書評を寄稿しています。1週間に10数本書いていますので、単純計算でも年間600本以上。
読むことと書くことが好きだからできているわけですが、きょうはそんな私の著書『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(印南敦史著、KADOKAWA)をご紹介したいと思います。
長いライター経験を軸に、「読む」「まとめる」「書く」「伝える」ことについての持論をまとめたもの。「読ませる」文章に必要な4つのポイントを引き出してみましょう。
■「読ませる」文章に必要なもの1:センス
文章の書き方を解説した書籍は少なくありませんが、いきなりセンスを持ち出してくる書き手は少ないかも。それどころか、冗談扱いされる危険性だってあります。
しかし、「伝わる」文章を書くにあたり、センスはとても重要な意味を持ちます。
エッセイであれ小説であれ、それどころか企画書などにおいても、センスは読み手を引き寄せる役割を果たすからです。
そして個人的に、センスを磨くためのポイントは次の3つだと考えています。
(1)読む習慣を身につける
(2)他人の視点に立つ
(3)