伝わるプレゼン要素は目線!無視すると99.9%理解されない?
『プレゼンは「目線」で決まるNo.1プレゼン講師の 人を動かす全77メソッド』(西脇資哲著、ダイヤモンド社)の著者は、日本マイクソフトのエバンジェリスト。
ちなみにエバンジェリストとは、ビジネスについてのメソッドなどを多くの人々に伝える役割を果たす人のこと。
実際のところ、これまでに数多くのプレゼンや研修をしてきたのだそうです。
クライアントは、三井住友海上、日立製作所、JT、富士通などなど大手ばかり。著者の技量がいかに信頼されているかは、そんなところからも推測できます。
つまり本書ではそんな実績に基づき、プレゼンで人を動かすためのメソッドを解説しているわけです。
注目すべきは、タイトルにもあるとおり「目線」が主軸になっていること。でも、それはどういうことなのでしょうか?
ユニークで、しかも核心をついた考え方。
それは本書の根幹をなすものでもあるので、その点について明らかにしてみましょう。
■話し上手じゃなくても「伝わる」人の秘密
「相手の目が見ていないもの」について伝えても、99.9%理解されない。
これが、「伝える」ということの本質なのだそうです。
なぜなら人間の脳は、「いま目で見ている情報」