頭が18kgの負担に!座り仕事よりも怖い「立ち仕事の悪影響」
店舗や厨房のスタッフ、工場のライン勤務など、立ちっぱなしの姿勢で働かなくてはならない職種は意外と多いもの。でも「まだ若いし、休憩をとれば大丈夫」なんて思っていませんか?
以前、パソコン作業など長時間座ったままの姿勢で仕事することが肩こりや腰痛、眼精疲労、頭痛を引き起こすと話題になりましたが、今度は立ち仕事の危険に注目が集まっています。
さっそく、健康関連のニュースを扱う『Medical News Today』を参考に、詳細を見ていきましょう。
■若くても筋肉疲労に用心すべき
現在、世界の労働者のほぼ半数が、一日の4分の3以上を立ちっぱなしの姿勢で過ごす仕事に就いているといわれます。
実は、座りっぱなしよりも立ちっぱなしによる問題の方が、世界的にみると大問題なのです。
このほどスイス・チューリッヒ工科大学の研究チームが行った研究の結果は、「長時間立ちっぱなしの姿勢は、慢性的な筋肉疲労やこむら返り、腰痛を引き起こし、仕事の内容や効率にも悪影響を及ぼす」というもの。
筆頭著者のマリア・ガブリエラ・ガルシア博士は「労働での長時間立ちっぱなしによる筋肉へのリスクは、労働者本人だけでなく会社や社会にとっても深刻な問題です」