「第一子のIQ高い」なんてデマ!37万人調査で根拠ナシと判明
少子化が叫ばれ続ける昨今。国立社会保障・人口問題研究所が行った2005年の調査によると、初婚同士の夫婦が予定する平均的な子どもの数は2.11人。そして、結婚期間15~19年の夫婦が実際に育てる子どもの数は2.09人だそうです。
兄と弟、姉と妹。親としてはどちらも大切にしたいし、どちらの子にも「自分は愛されている」と感じてほしいと願うものの、つい能力をくらべてしまうのが人情。
「お兄ちゃんはこの時期には言葉がしゃべれたのに……」「弟のほうがお兄ちゃんより早く立てた」などの比較は、子どもからすれば大きなお世話です。
ところで、そんな比較や偏見にサヨナラできるママ・パパ必見の研究結果が、イリノイ大学の調査で明らかになりました!
■第一子の賢さは他の兄弟に比べてわずか1ポイント!
全米37万7,000人以上の高校生を対象とし、生まれた順序と能力の関連性を調べたなかでは最大規模といわれる調査。実施したのは、イリノイ大学のブレント・ロバート教授と現ヒューストン大学心理学教授ロディカ・ダミアン氏です。
「性格研究ジャーナル」で発表されたその結果は「たしかに長男・長女は妹や弟よりIQが高い」