くらし情報『ザ・クロマニヨンズ 全国ツアー九州ラスト公演“サザンクス筑後”で一体に』

ザ・クロマニヨンズ 全国ツアー九州ラスト公演“サザンクス筑後”で一体に

2018年3月26日 10:00
 

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ザ・クロマニヨンズのデビュー曲『タリホー』(画像は『ザ・クロマニヨンズ Official YouTube Channel2013年2月5日公開 YouTube「ザ・クロマニヨンズタリホー」』のサムネイル)


ザ・クロマニヨンズが昨年の10月26日に北海道・札幌からスタートした全国ツアー『ラッキー&ヘブン 2017-2018』。3月24日には福岡県筑後市にある芸術文化施設・サザンクス筑後大ホールでライブが開催された。

およそ1300席の会場は満席で、革ジャンを着た屈強な男性から子ども連れの家族まで老若男女が集まりファン層の広さを感じさせる。

ステージが始まり、数曲を終えた甲本ヒロトは「いい感じだねー!」「初めて来たけど前から知り合いみたい!」と声を上げて沸かせた。

ツイッターでの来場者によるつぶやきを見ると、周辺エリアからばかりでなく全国ツアーを回るファンも少なくなかったようだ。新幹線に乗って本州から家族で参加したという親子もいた。

ライブはツアータイトル通り、ニューアルバム『ラッキー&ヘブン』のナンバーを中心に初っ端からぶっとばしていく。合間にヒロトが「頭から順番にやってるのよ!アナログ世代だからシャッフルできない…」「予習してない人も楽しめるようにやるから!」といった絶妙なトークで和ませる。あるいは音楽と関係ない「最近、普通に話していて“そだね”と言ったら恥ずかしかったりするけど、もう少しの辛抱ですから」という話題で笑わせた。

なかでも自分の前にいるファンを見ながら「この真ん前も」、そして最後列の隅を指して「そこも端っこじゃないからな!」「ここからそこまで特等席にしてやる!」と叫ぶと一段と盛り上がった。

パフォーマンスでは、そんなヒロトが歌はもちろん他に類を見ないであろうトリッキーな動き、そして泣かせるブルースハープで魅了すれば、真島昌利(マーシー)は一音一音に魂が籠っているようなギターフレーズで答える。叩くほどにパワフルになっていくような疲れ知らずの桐田勝治(カツジ)のドラム、それとともにリズムを支える小林勝(コビー)のベースによりザ・クロマニヨンズが完成する。

1曲目から観客は総立ちとなり手拍子や踊ったりしてノッっていたが、中盤を過ぎた頃にそれはやって来た。バンドがそれまで以上に一体となるのだ。

昨年、ZIGGYのライブでも感じたが、良いバンドはあるピークに達するとスポーツでいうところの「ゾーン」に入るのではないか。生身の人間によるパフォーマンスが完全にシンクロした感覚は、コンピューターの打ち込みでは絶対に味わえない。そうなると観客ともどもさらに一体となり会場全体が特別な空間となったかのようだ。しかもそこからアルバムナンバーを終えて『ナンバーワン野郎! 』や『タリホー』で最高潮を迎え、お互いに惜しみつつ幕を閉じた。

思えばザ・ブルーハーツが1985年~1995年の約10年間、ザ・ハイロウズが1995年夏~2005年11月の約10年間、そしてザ・クロマニヨンズは2006年7月から実に12年と最も長く続いている。

今の一体感があればまだまだ疾走するだろう。ザ・ブルーハーツ時代からのファンも含めヒロトとマーシーを中心とするバンドとしてザ・クロマニヨンズに辿り着いたことを思わせるようなライブだった。

画像は『ザ・クロマニヨンズ Official YouTube Channel2013年2月5日公開 YouTube「ザ・クロマニヨンズタリホー」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部真紀和泉)

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