2021年3月17日 23:00
放置すると危険! 45歳を過ぎたら始めたい【骨粗しょう症予防】のコツ
(駒形先生)
骨密度の低下を放置すると簡単に骨折することも
骨粗しょう症は、はじめは痛みがなく、骨がもろくなっていても気付かないまま進行することが多いので、「静かな病気」とも言われています。しかし、1度骨折すると悪循環に陥ると駒形先生は言います。
「骨粗しょう症で一番折りやすいのが股関節の大腿骨です。重症だと人工関節をつける大手術を受けないといけなくなります。長期のリハビリもしないといけません。しっかりリハビリしないとバランスを崩しやすくなり、また転んで骨折、いう例も少なくありません。ほかにもちょっとぶつけただけで小指を骨折、肺炎になりせき込んだとき肋骨を骨折、という例も多いです。ただ、閉経するとすべての人が骨折しやすくなるというわけではなく、個人差があります。
閉経時期が早い人は骨粗しょう症のリスクが早く訪れるので、とくに注意してほしいですね」(駒形先生)
すぐできる骨粗しょう症予防は日なたぼっこ
骨粗しょう症の予防には、カルシウムとビタミンDが有効です。カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、適度に日光を浴びることによって体内で作られます。
「その人の骨密度にもよりますが、予防として1日30分くらい日光を浴びてほしいと思います。