2021年3月18日 23:00
のぼせ、イライラ…更年期症状は温めて、緩めて、出す!で解決【医師監修】
(駒形先生)
全身の血流バランスが悪いと心も不安定に
そして、上半身と下半身の血流のバランスは心にも影響を与えると言います。
「東洋医学では、気持ちや感情は血液にのって運ばれるという考え方があります。閉経して上半身ばかりに血流が上がると、いわゆる“頭に血がのぼる”状態になりがちです。生理があったときは、ドロドロした気持ちを経血とともに出せるという面もありましたが、生理がないと口から出すしかなくなり、頭に血がのぼってイライラが爆発ということが起こってしまうのです」(駒形先生)。
さらに、40代は家事や育児、仕事などストレスが多いことも冷えの原因になるそうです。
「日常生活にストレスが多いと筋肉が緊張してかたくなり、体が冷えることがあります。常に体に余計な力が入るため筋肉の緊張状態が続き、血管がいつも収縮した状態になります。
温かい血液が流れるためには筋肉が収縮と弛緩を繰り返す必要があり、筋肉を弛緩させるには力を抜いてリラックスする時間が必要です」(駒形先生)
気持ちはため込まず、緩めて出す!
では、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。
「まずはひとりで休む時間をつくりましょう。