くらし情報『「歯がしみる…」つらい知覚過敏はなぜ起こる?対処法は?【医師解説】』

2021年5月18日 23:00

「歯がしみる…」つらい知覚過敏はなぜ起こる?対処法は?【医師解説】

ただ、昼に装着する場合、上の歯につけると話しづらいので下の歯にする場合もあります。実際、私も昼用は下の歯に装着しています。

もし上下の歯が接触していると気付いたときは、上下の歯を離す、口を開ける、大きく深呼吸する、天井を見る(顎を上げる)、なども意識しておこないましょう。普段よく目にするパソコンやテレビなどに「歯を接触させない」「食いしばらない」などと紙に書いて貼っておくのもおすすめです。

悪化すると歯の根元に詰め物が必要に

「歯がしみる…」つらい知覚過敏はなぜ起こる?対処法は?【医師解説】
このように人は年齢を重ねるごとに歯を必要以上に酷使しています。さらに1年で0.02mm歯肉退縮(歯茎が下がること)が起こります。1年で0.02mmというととても小さなことと思うかもしれませんが、25年で0.5mm、50年で1mmにもなります。歯肉退縮は適度な力による正しいブラッシングで改善することもありますが、なかなか難しいのが現状です。
これらにより、加齢とともに知覚過敏が起きやすくなります。

知覚過敏はひどくなると、象牙質露出により、冷たい物、温かい物、甘い物のほか、冷たい空気を吸ったときや歯ブラシを当てたときなどすべての刺激を痛みとして感じ、さらに悪化するとくさび状欠損(歯と歯肉の境目にあるエナメル質が削られている状態)

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