2021年7月15日 23:00
閉経したはずが突然出血!まず一番に検査したい病気は…【医師監修】
自覚症状は不正出血以外にもあるのでしょうか。
「茶色いおりものが分泌されたら、不正出血と思ってください。進行すると排尿しづらい、または排尿時に痛みを感じる、性交時に痛みがある、下腹部や腰の痛みなどがあります」(駒形先生)
子宮体がんのリスクになるそのほかの要因
そして、閉経以外にも子宮体がんにかかりやすい要素はあると先生は言います。
「まず肥満です。脂肪細胞が多いと、エストロンというエストロゲンに似た物質が出るのですが、これはホルモンバランスを乱す原因になります。次に妊娠出産の経験がないこと。生理は子宮体がんを防ぐ働きがありますが、何十年も絶え間なく毎月生理がくることは子宮に大きな負担がかかるためです。また、ホルモン補充療法も原因になることがあります。
女性ホルモンを補充すると子宮内膜が厚くなりますが、子宮内膜が厚いのに剥がれない状態は子宮体がんのリスクを高めます」(駒形先生)
もし3つのうち1つでも当てはまることがあれば、注意が必要です。
がん検診のときは必ずエコー検査を!
子宮体がんは不正出血があってもホルモンバランスの乱れとされ、見逃されることも多いそうです。そのため、健康診断が早期発見のカギになります。