2021年8月5日 23:05
いつもの夏より暑さがツライ…。更年期の女性は熱中症になりやすい?【医師監修】
「女性ホルモンのエストロゲンが減ると、発汗機能をコントロールする自律神経が乱れてしまうことがあります。自律神経の不調から汗を出しにくくなると、体温調節がうまくいかなくなることがあります」(駒形先生)
さらに、体温調節は自律神経だけが司っているのではなく、筋肉にも関係があると言います。
「体の熱の発生源は筋肉です。筋肉が熱産生をして発汗することで体温は保たれています。ですから、女性ホルモンが減って筋肉の質が落ちることでも体温調節がうまくいかなくなります」(駒形先生)
筋肉を動かすことが大切!
筋肉の質が落ちるとなぜ体温調節がうまくいかなくなるのでしょうか。
「筋肉の質が悪い人は血管の状態も良くないことが多く、血管の伸びが良くないと水分や栄養分を全身に運べなくなってしまうのです。更年期女性にはむくみが多いですが、これも上半身に水分を運べず、下半身にたまってしまっているから。どれだけ水分をとっても筋肉が働かなければ、全身に運べないのです。
今からでも遅くないので、ストレッチなど、自分ができる範囲で意識的に筋肉を動かす習慣をつけてほしいと思います」(駒形先生)
まとめ
暑さに勝つ体には筋肉が不可欠ということでした。