くらし情報『40代女性の動悸・息切れは更年期のせい?高血圧との関係は?【医師監修】』

2021年10月12日 23:05

40代女性の動悸・息切れは更年期のせい?高血圧との関係は?【医師監修】

更年期には自律神経が乱れることがわかっていますが、自律神経と動悸にはどのような関係があるのでしょうか。

「自律神経には、心拍数や呼吸などのコントロールする働きがあります。この自律神経は脳の視床下部の中枢であり、女性ホルモンもコントロールしています。更年期になると卵巣の機能が衰え女性ホルモンの分泌がうまくできなくなりますが、視床下部は“ 女性ホルモンが減った ”という情報をもとに性腺刺激ホルモンを出し続けるため、視床下部がパニックに陥ってしまうのです。それにより自律神経のバランスも崩れてしまい、 心拍数や呼吸にも影響が出てしまうのです」(駒形先生)。

また、更年期になると健康診断などで高血圧を指摘される人が増えます。高血圧と動悸に関係はあるのでしょうか。

「高血圧は、血液を全身に送り届けるときの拍出するために必要な圧力が大きくなることを指します。
更年期になると全身の筋肉量が落ちるので、心臓が頑張って血液を全身に送り出そうとしているため、血圧が高めになりがちなのです。また、更年期は子宮の機能が低下することにより下半身よりも上半身に血流が集中しやすくもなるので、全身に血液を送り出そうと拍出するために、必要な圧力が大きくなることも一因です」

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