2021年11月21日 22:55
気になる女性ホルモン問題! 40代後半~50代でも減らない人がいるって本当?【医師監修】
閉経に向かう過程で女性ホルモンのエストロゲンは減っていくのが一般的です。しかし、一部では閉経に近づいている、または閉経後にも関わらずエストロゲンが減らない場合があるということです。一体どういうことなのか、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。
通常は閉経が近づくにつれ女性ホルモンは減っていく
まず、なぜ加齢とともに女性ホルモンは減るのでしょうか。
「女性ホルモンであるエストロゲンは排卵、受精など妊娠に至るさまざまな過程、また胚の着床や発育など妊娠初期から出産後に至るまで重要な役割を果たしています。 妊娠や出産は女性の体に大きな負担がかかります。体力的、機能的に、体自身がもう妊娠や出産はできればしないほうが良いという判断でエストロゲンの分泌を減らしているとも言えます。それと同時に閉経への兆候が見られてきます」(駒形先生)。
閉経とエストロゲンの分泌低下はセットということです。
「閉経とは、生理が1年間来ない状態です。突然生理がピタッと止まるというよりは、一般的には間隔が空いてきて、少しずつその間隔が長くなってきます」(駒形先生)。
閉経と更年期の時期には個人差がある
ただし、閉経の時期は個人差が大きいと言います。