2021年11月24日 23:35
「あれ? なんか臭い…?」原因はホットフラッシュ!?冬でも必要な汗対策とは【医師監修】
更年期症状の代表的なものに、ホットフラッシュがあります。頭がのぼせたり、ほてったり、突然どっと汗が出たりと不快な症状ですが、そのときの汗が、体のにおいの原因になるということをご存じですか。更年期世代は夏だけでなく冬も汗ケアが必要な理由と効果的なケアについて医師に聞きました。
更年期の汗はきついにおいに変化しやすい!
におい研究の第一人者である五味クリニック院長・五味常明先生によれば、もともと汗は臭いものではないと言います。
「汗はもともとにおいが強いものではありません。ただ、汗が皮膚にある皮脂やアカなどと混ざると、細菌がにおい物質を作り出します。汗をかいたまま放置することで、皮膚の常在菌が汗や皮脂などを分解し、きついにおいが発生するのです」(五味先生)。
そして、そのにおいも、汗の種類によって変化するそう。
「更年期によく見られるホットフラッシュやストレスによる汗は、きついにおいの原因になることがわかっています。更年期世代である40代、50代は育児や家事、そして仕事など、気付かぬうちにストレスをためている女性が多いですね。さらに、“ 自分の汗のにおいが人に迷惑をかけているのでは? ”と思えば思うほど気になり、ストレスが高くなってしまいます」