2022年1月12日 23:40
「何を検査してる?」婦人科健診にあるNILM、ベセスダ、細胞変化、クラスⅡ…って何?【医師が回答】
人間ドックなどで受ける婦人科健診。健診結果は「要経過観察」となっていないと、じっくりと見ていない人は多いのではないでしょうか。でも、よく見てみると「NILM」「ベセスダ」など、見慣れない文字が並んでいます。これらの用語はどういう意味なのか、自分の体の状態を知るためには必要です。そこで、婦人科健診結果にある用語について産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。
婦人科健診って何を検査している?
自治体や企業、検査機関により違いはありますが、一般的には以下のような検査がされるそうです。
内診
おなかを触りながら腟に指を入れて検査し、子宮の大きさや動きを見ます。異常がある場合は子宮筋腫あり、子宮腫大(腫れ)あり、卵巣嚢腫疑いなどと指摘されます。
頸部細胞診
子宮の入り口の細胞をこすり取って検査。現在は「クラス分類」と「ベセスダシステム」の両面から評価されます。大半は子宮頸がんの検査であり、子宮体がんの細胞診はオプションでおこなわれることが多いです。
超音波
内診だけではわからない子宮や卵巣の内部を調べます。
「クラス分類」「ベセスダシステム」とは?
頸部細胞診には「クラス分類」