2022年1月18日 02:40
コレステロールは美と健康に不可欠ってホント? 多いだけでなく「少なくても問題」という真実【医師監修】
コレステロールと聞くと、メタボ、肥満、動脈硬化といったネガティブなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。アンチエイジング専門医の黒田愛美先生によれば、コレステロールは美と健康に欠かせない成分であり、少ないことで問題も起きると言います。具体的にどういうことなのか聞いてみました。
コレステロールは多くても少なくても問題
コレステロール値が高いといろいろな病気の原因になるらしい……ことは多くの人が知っていますが、低いことも問題だそうです。
「コレステロールは女性ホルモンのエストロゲンを含むホルモン、細胞膜、コエンザイムQ10、ビタミンDなど、女性の美容に必要な成分を作る原料です。
コレステロールは多いことばかりが問題視されますが、総コレステロールが不足すると虚血性心疾患、脳内出血、精神障害の誘因となることもわかっています。
コレステロールは美容と健康に必要な成分であることを知った上で、必要以上に増えた分を減らす意識を持つことが大切です」(黒田先生)。
コレステロールは「使えていない」ことが問題
コレステロール値が増えると、食生活の乱れや運動不足ばかりが指摘されますが、「体の変化」