2022年5月22日 13:10
「家族の絆も深まった」30年ぶりの再会、時を経て生きがいになったもの【体験談】
そのため、わが子のあやし方も不器用で、思うようにコミュニケーションが取れないと感じていました。
そこで私が力を入れたのは、絵本の読み聞かせと歌を聞かせること。手がふさがっていても歌うことはできるので、乳児期は子守歌をよく歌っていました。海外や日本の子守歌などが網羅されたCD付きの本を買い、歌詞もすべて覚えて、子どもに聞かせて育てました。そのかいあってか、子どもは音楽がとても好きになりました。
子どもと一緒に音楽を楽しむことへの憧れ
子どもが幼稚園に入った40歳のころ、うたのおねえさんやおにいさんが歌って踊る子ども向け番組を、毎日楽しく見ていて、「私もあんなふうに歌って子どもを楽しませたい!」と憧れ、番組をまねて歌っていました。また、成長した子どもが、ピアノの鍵盤付きの本で童謡を弾く姿を見ては、ほほ笑ましいなぁと思っていました。そして、子育てが落ち着いてきた43歳のころ、「ピアノがあったら楽しいだろうな。
季節のイベントソングを弾いて一緒に歌ったり、誕生日の歌を弾いてあげたりしたら喜ぶだろうな」と思うように。ですが、自分が好きになれなかったピアノを子どもには習わせなかったので、習っていないのにピアノを購入するのをずっとためらっていました。