2022年5月22日 13:10
「家族の絆も深まった」30年ぶりの再会、時を経て生きがいになったもの【体験談】
そうして3年がたち46歳になり、コロナ禍でおうち時間が増えたときのことです。もうすぐ10歳になる子どもに、何か記念になるプレゼントをしたいと考えました。そして、ピアノをプレゼントするのはどうだろうかと夫に相談。きっと喜ぶだろうし、私ももう一度、子どものためや自分のために楽しくピアノを弾いてみたい……と伝えました。単身赴任の夫も、「うん、良いね!」と賛成してくれました。
久しぶりに弾くピアノが自分の生きがいに
そして昨年末、念願の電子ピアノを購入。本格的なピアノではないものの、ピアノ経験者の私が弾いても本物と遜色ない弾き心地と音色でした。子どもはとても喜んでくれて、自分のピアノをうれしそうに弾いていました。
そして私も約30年ぶりに弾いてみると、昔とは違った感情が湧いてきました。アドリブでディズニーアニメの主題歌や好きな歌手の歌を弾いていると、演奏することが心から楽しいと思えるように。
思えば1年ほど前から、推しである藤井風さんの動画配信を見ていた私は、遊ぶようにピアノを弾き、息をするように歌う姿に深い感銘を受けていました。その影響もあり、音楽の楽しさを再び味わってみたいと強く思うようになったのかもしれません。