2022年5月13日 12:40
40代以降に急増!頻尿・尿漏れは老化でなく病気?受診しないとダメ?【泌尿器科専門医】
薬で良くなることも多いので、早く改善できる可能性が高いです」(窪田先生)。
そして、受診するならなるべく早めが良いと窪田先生は言います。
「症状が軽いうちは改善する可能性が高いですが、重症化してしまうと手術が必要、または手の施しようがない、ということもあります。恥ずかしからずに専門医に相談してほしいですね」(窪田先生)。
治療はどのようにする?
薬と低周波治療を併用
とはいえ、泌尿器科はこれまで受診したことがない、という女性も多いでしょう。どんな診察や治療がおこなわれるのでしょうか。
「基本的には問診で排尿の様子を伺い、尿検査をおこないます。必要に応じてエコーで残尿検査をおこなうこともあります。
婦人科のように下着を脱いで検査するようなことはほとんどありません※。
治療は薬と、症状に合わせて干渉低周波治療をおこないます。頻尿には膀胱をやわらかくする薬、尿漏れには骨盤底筋を強化する薬を処方します。
干渉低周波治療とは、簡単に言うと腰周りに電気を流して筋肉を強化する治療です。骨盤底筋を鍛える体操も指導するのですが、毎日継続できる人はごくわずかであるため、取り入れています。最初の3週間は週2回、その後は2週間に1回のペースで、保険適用内で受けることが可能です」