2022年5月1日 02:40
「カレーは飲み物ではありません」咀嚼力の低下は老ける原因。ひと口30回かんで老化を予防【医師解説】
この先も続く長い人生を、誰もがいつまでも元気に若々しく過ごしたいと願っています。老化に負けずに健康な体と心を保つにはどうすれば良いのでしょうか。近著の『「一生老けない」にいいこと超大全』が話題となっている、テレビ番組などでもおなじみの白澤卓二先生に老けないための食習慣についてうかがいました。
教えてくれたのは…
白澤卓二先生(お茶の水健康長寿クリニック院長)
1958年神奈川県生まれ。医学博士。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝子学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。『100歳までボケない101の方法』、『老いに克つ百寿の生き方』など著書は200冊以上。テレビ番組にも多数出演し、わかりやすい医学解説が好評を博している。
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よくかんで食べると脳の働きが活性化する
――体を老けにくくして若々しさを維持するためには、どのような方法があるのでしょうか?
白澤先生食生活においては、かむということが大切です。現代人は咀嚼力が極めて弱くなっています。近年の統計によれば、40代、50代の約8割が歯周病を患っているという結果が出ています。