2022年6月13日 02:40
「肩凝りで受診してもOK?」更年期症状の1つでもある肩凝り、受診の目安は? 【医師監修】
さらに、同じ姿勢でのデスクワーク、長時間のスマホ、ストレスによる緊張、運動不足、冷えなど、さまざまな要因で肩凝りが起こります。
「肩凝りは更年期症状の1つでもあり、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌の低下による自律神経の乱れがその症状を強めることがあります。加齢によって首や肩、腰部や関節を支える筋力が低下することも1つの要因です」(中村先生)
眼精疲労、めまいや頭痛など、さまざまな症状も
肩凝りの症状は、首すじ、首の付け根から肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことも。
「肩凝りに関係する筋肉はさまざまですが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心となります。
肩凝りの場合は肩関節の運動には支障はありません。もし肩が上がらない、服を着替える動作ができないなどの場合は単なる肩凝りではなく、四十肩、五十肩などの可能性があります」(中村先生)
何科を受診する?
一番つらい症状が肩凝りなら【整形外科】を受診
肩凝りの症状がある場合、まずは整形外科を受診しましょう。肩や背中などの骨や筋肉に異常がないかをレントゲンで確認し、必要によりMRIやCT、血液検査などもおこなってくれます。