2022年6月21日 09:40
【更年期】閉経までのつらい更年期症状には低用量ピル、ホルモン補充療法のどっちを使う?
閉経前後5年間の更年期は体調を崩しがちですが、少しでも快適に過ごす方法はないのでしょうか。レディースクリニックで受けられる女性ホルモン対策、低用量ピルとホルモン補充療法について、産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生に聞きました。
教えてくれたのは…
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。
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低用量ピルは初回の場合40歳以降には処方されない
低用量ピルとは、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが含まれる薬で、
●生理痛の緩和
●経血量の減少
●生理前の不調(PMS・PMDD)の改善
●貧血の改善
などの効果があります。卵巣機能の働きを抑える効果があるため、生理の緩和のほか避妊薬として活用する人もいます。
低用量ピルは初めて使う場合、40歳を過ぎている女性には、基本的には処方ができません。