くらし情報『更年期はいつから?どんな症状?産婦人科医が解説【更年期の基礎知識1】』

2020年11月23日 23:00

更年期はいつから?どんな症状?産婦人科医が解説【更年期の基礎知識1】

更年期に入ると女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌量が減っていきます。脳の視床下部は頑張って分泌させようと指令を出し続けますが、それまでのようにはエストロゲンを維持できません。エストロゲンは子宮だけでなく体のさまざまなところに作用しているので、不足すると自律神経失調症に似た症状(のぼせ、ほてり、発汗など)をはじめ、さまざまな体の不調を引き起こします。これが更年期症状です。

誰もが迎える更年期ですが、症状が軽く、生活に支障なく過ごせる人も多くいます。自分で心身の変化や状態を受け止めて、医療機関への受診を含め更年期症状とうまく付き合う方法を見つけていくことが大切です。

よく現れる更年期症状とは?

更年期はいつから?どんな症状?産婦人科医が解説【更年期の基礎知識1】
更年期によく現れる症状は、以下のものがあります。
①血管運動神経症状(のぼせ、ほてり、発汗)
②精神神経症状(イライラする、憂うつになる、不眠、不安感が強い)
③頭の症状(頭痛、頭が重い)
④末梢神経系(手足のしびれ、こわばり)
⑤運動器系(肩凝り、腰痛、関節痛)
⑥生殖・泌尿器系(頻尿、尿漏れ、性交痛)
⑦皮膚の症状(乾燥肌、かゆみ)
⑧消化器系(のどの違和感、おなかが張る、便秘)
⑨循環器系(動悸、息切れ)

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