くらし情報『「オオカミくんには騙されない」元プロデューサーが語る、恋愛リアリティショーの怖さ』

2020年5月26日 19:45

「オオカミくんには騙されない」元プロデューサーが語る、恋愛リアリティショーの怖さ

と「虚構」という矛盾する要素のバランスをとり、演出を考えます。そうした演出方法においては、ある意味、出演者の人としての気持ちを、番組が作り出した世界のなかで、弄び、切り売りさせることになります。

その点が、私がこれまで手がけてきたテレビ番組とは決定的に違う。制作サイドとしても、若い彼らの人生を背負う覚悟を決めなくてはと、早々に悟りました。

もちろん、若いとはいえ、出演者たちは、素人ではありません。モデルやタレント、俳優としてまさに活躍し始めたタイミングで、仕事への熱意やプロ意識は高く、自分がこの番組でどのような役割を果たすべきか、どのように見られるかを非常に気にします。制作サイドの「こういう展開になったら面白い」という演出意図を汲もうと努力します。

場の流れを読んで、みんなが期待するように自発的に振る舞うという高度なテクニックを、10代後半〜20代前半の、人生を歩みだしたばかりの子たちに暗に強いていないか?もしそうだとすれば、その先にある番組の目指すものとは何だろう?とかなり悩みました。

制作サイドの「思うツボ」とは

恋愛リアリティショーは、視聴者が出演者に「自分だったらどうするだろう?」

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