くらし情報『長澤まさみ演じる「共感できない」シングルマザー 大森立嗣監督がまなざす“社会の外”』

2020年7月4日 20:00

長澤まさみ演じる「共感できない」シングルマザー 大森立嗣監督がまなざす“社会の外”

そのことがこの映画を作るときに引っかかっていて、この映画を作るチャレンジの一つだとも思っていました。

「普通の家族」という幻想と同調圧力

——人はそれぞれ、いろいろな背景を背負った家庭で育っているはずなのに、なぜかひとくくりに「こういうものが正しい母親像/家族像」と示されがちです。10代は、「よそとは違う家族」が恥ずかしい年頃だったと振り返るのですが、大森監督も、いわゆるサラリーマン家庭とは違う家庭でお育ちになったと伺っております(父親は舞踏家・俳優の麿赤児さん)。ご自身の家族のことを、どう思っていましたか?
大森:すごく嫌でしたよ、子供の頃。仕方ないけど、嫌だなと思っていました。

——どう折り合いをつけていかれたのですか?

大森:父親に「その仕事辞めろ」なんて言えないわけだし、母親もかなり激しい人なんだけど、それも「やめろ」とは言えませんよね。心の奥底では思っていても、仕方ないからね。高校生になるともう大丈夫でしたけど、中学生ぐらいまでは苦しいというか、モヤモヤしてましたね。でも、モヤモヤすればいいんだと、僕は思うんです。そういうふうにして自分を鍛え上げていかないと、社会ってもっとキツいから。

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