くらし情報『「憎いけど、憎みきれない」「大切だけど、複雑」家族に対して思うこと【小林エリコ】』

2020年8月11日 21:01

「憎いけど、憎みきれない」「大切だけど、複雑」家族に対して思うこと【小林エリコ】

目次

・過去だけではなく「現在」も書いた
・憎みたいけど、憎めない
・母も時代の犠牲者
「憎いけど、憎みきれない」「大切だけど、複雑」家族に対して思うこと【小林エリコ】

10代の頃のいじめ、ブラックな職場、うつ病、自殺未遂、精神病院への入院、生活保護、機能不全家族……。その言葉を見ているだけでもクラクラしてくる壮絶な人生を生き抜き、執筆活動を続ける小林エリコさん。新刊『家族、捨ててもいいですか?一緒に生きていく人は自分で決める』(大和書房)では家族への想いがつづられています。

「憎いけど、憎みきれない」「大切だけど、複雑」家族に対して、言葉にならない気持ちを抱えている人も多いのではないでしょうか。

小林さんに、「家族」について書くことを決めた経緯や、執筆を経て気づいたことについて話を聞きました。全3回。

過去だけではなく「現在」も書いた

——前作までは「世の中にはこんなにツラいことが……」と苦しい気持ちでページをめくっていました。けど、本作は「うちの家族はこうだったな」と自分自身を振り返る瞬間もあり、子どもの頃に戻ったかのような不思議な感じがありました。今回、「家族」を取り上げようと思ったきっかけは?

小林エリコさん(以下、小林):「自分の家族のことを思い出す」という感想は、以前にもいただいたことがあります。『わたしはなにも悪くない』(晶文社)で父の話を書いたら、それを読んだ編集者さんから「面白かったので、家族の話を書いてみませんか?」

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