くらし情報『免疫の実態のひとつ…白血球が病原体を食べる仕組みとは?【専門医に聞くやさしい免疫学】』

2020年8月31日 21:00

免疫の実態のひとつ…白血球が病原体を食べる仕組みとは?【専門医に聞くやさしい免疫学】

遠山医師:まず、白血球とは血液中に含まれる血球のひとつで、赤いものを赤血球と呼ぶのに対して特に色がないほうを指します。白血球は免疫の機能を担っていて、その約60%は顆粒球(かりゅうきゅう)、約35%はリンパ球、約5%が単球という細胞などでできています。これら免疫を担う細胞を「免疫細胞」と呼び、白血球とは血液中の免疫細胞の総称とも言えます。

ヒトの体の免疫システムには、第1回でもお話しした通り、「自然免疫」と「獲得免疫」があり、外敵の侵入に何段階もの構えで対抗しています。皮膚、汗、鼻水、唾液、涙、胃液は自然免疫の中でも第一段階ですが、外敵にその第一段階を突破されたときには、白血球の中の通称「食細胞」と呼ばれるものたちが出動して、外敵である病原体を食べるように働きます。

——食細胞という名前は面白いですね。その名の通り、病原体を食べてくれるのですか。それは白血球の一種ということですが、その実態はどのようなものでしょうか。

遠山医師:食細胞という呼称は、外敵を食べる作用の「食作用」を持つ細胞の総称です。その代表は、白血球のうちの顆粒球の一種の「好中球」と、単球から分化(細胞が特異的に変化すること)

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