くらし情報『免疫の実態のひとつ…白血球が病原体を食べる仕組みとは?【専門医に聞くやさしい免疫学】』

2020年8月31日 21:00

免疫の実態のひとつ…白血球が病原体を食べる仕組みとは?【専門医に聞くやさしい免疫学】

例えば、どこかをケガして炎症が生じると、膿が出てくることがあるでしょう。その膿は、好中球が働いた後の死骸です。

次に応援にかけつけるのがマクロファージです。マクロファージは数は少ないのですが、好中球より大きくて寿命が長く、アメーバのような形をしていて病原体をぱくぱくと食べます。食欲がおう盛なので、「大食細胞」「貪食(どんしょく)細胞」とも呼ばれます。

自然免疫にはもうひとつ、ウイルスに感染した細胞やがん細胞をやっつける働きがあるナチュラルキラー(NK)細胞の働きがあります。それは次回に説明しましょう。

聞き手によるまとめ

自然免疫の第1段階である皮膚と、鼻水、唾液、涙、胃液などの粘液のバリアを突破して侵入してきた病原体には、第2段階として白血球の好中球とマクロファージが出動し、ぱくぱくと食べてくれるということです。免疫という生まれ持った体の機能に感謝したくなる働きぶりです。

次回・第4回では、自然免疫で重要な働きをする「ナチュラルキラー細胞」について、またケガや感染したときに生じる「炎症」は免疫細胞が闘っている証であることについて紹介します。

(構成・取材・文品川 緑/ユンブル)

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