くらし情報『老いの兆しが私たちを聡明にしてくれますように【小島慶子】』

2020年11月6日 21:15

老いの兆しが私たちを聡明にしてくれますように【小島慶子】

同世代の男たちの一部は金と権力を握るにつれ、絵に描いたような“おっさん(男尊女卑やハラスメントを容認する価値観に疑いを持たず、再生産する人たち。性別は男性とは限らない)”になっていきました。セクハラやパワハラで失脚する人も複数見てきました。

小学校の教室にいたあの男子たちは、40年かけて何を学んだんだ?敷かれていた“日本男児”のレールをひた走った結果がこれか……いま同世代の男性と話していると、ときどき90年代にタイムスリップしたんじゃないかと思うことがあります。20代の頃は同じ目線で話ができたのに、いつからこんなにズレが生じてしまったの。

とりあえず仕事も家庭も全部欲しいです

排除された者の明晰さというのか、構造の歪みは、そこからはじき出された者にはくっきりと見えるもの。同じ世代でも、女性たちは男性優位社会の歪みに早くから気付いていました。母親から「稼ぎのいい男に選ばれる家庭的な女であれ」かつ「自立した現代的な女であれ」という命題を課され、引き裂かれた女性たちは、男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法などの制度が整う中で成長して大人になり、働いたり子育てをしたりして、多くの矛盾にぶち当たりました。

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