2020年11月24日 21:30
ウイルス、細菌、真菌の違い、知ってる?【専門医に聞くやさしい免疫学】
大きさは0,2~5マイクロメートル(µm)。光学顕微鏡で観察が可能。
細胞膜と細胞壁、外側に線毛、鞭毛(べんもう)、内側は染色体とリボソームでできています。形が特徴的で、球形、桿状(かんじょう。棒状のこと)、らせん、糸状などがあります。ヒトの体内で定着し、栄養を摂取して細胞分裂を繰り返し、自己を複製・増殖しながらヒトの細胞に侵入、毒素を出すなど悪さをして細胞を傷害します。細菌は生物(単細胞生物)です。
<真菌(カビや酵母の総称)>
白癬菌(みず虫)、カンジダ、アスペルギルスなど
大きさは数マイクロ~数十マイクロメートル(µm)
真菌は葉緑素を持たない食物性の生物です。「菌」がつくので細菌の仲間と勘違いされやすいのですが、細胞の構造はまったく異なります。真菌は核と呼ぶ「DNAなどの遺伝情報を包み込む膜」を持ち、ヒトの細胞に近い構造をしています。そして真菌はヒトの細胞に定着し、菌糸が成長とともに枝分かれしながら発育していきます。ウイルス、細菌、真菌の大きさの比較。ウイルスは極小であることがわかる。
聞き手によるまとめ
ウイルス、細菌、真菌はまったく別のものということ、またそれぞれの特徴がわかりました。
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