2020年11月26日 21:00
ダメージヘア、太い、硬い、黒い…カラーが染まりにくい理由は?【美髪プロに聞く】

ヘアカラーに関する疑問について、美容師で美髪のためのケアを追求する三谷遥さんに連載で尋ねています。これまで、自分に似合いそうなカラー選びのポイントや流行のアッシュカラーについて、また、パーマやカラー後のシャンプーはいつすればいいのか、適したトリートメントなどについて、次の記事で紹介しました。
【第1回】自分に合うヘアカラーは?色選びのポイント
【第2回】ヘアカラーの染め直しはいつがいい? パーマとのタイミングは? 美髪プロに聞く
今回・第3回では、染まりにくい髪の理由について聞いてみました。
Q1 カラーが染まりにくい髪とは?
三谷さん:まずは、傷んでいる髪が挙げられます。染まりにくいことの大きな原因として、「カラー剤が浸透しにくい」ということがあります。
髪が傷むと、栄養が流れ出て髪の内部は空洞化します。ヘアカラーの施術では髪の内部にカラー剤を定着させるのですが、空洞の場合はカラー剤が浸透するものがないために髪が染まりにくいのです。
また、髪の表面を覆って内部を守っているキューティクルが開いた状態の傷んだ髪は、そこからカラー剤が流出して染まりにくい、また、すぐに色が落ちるなどします。
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