短くても長くてもよくありませんが、時間だけでなく「睡眠の質」に目を向けることも大切。
質とは、日中に支障の出ない睡眠がとれているかどうかということです。睡眠時間が6時間でも日中に集中力が落ちなければ、その人にとっての適切な睡眠時間は6時間だし、9時間は寝ないと頭が働かないという人は、9時間が十分な睡眠時間といえます。
適切な睡眠時間は目安程度に考えましょう。時間ばかりに気をとられると「早く寝ないと睡眠時間が6時間とれない!」とプレッシャーを感じてしまい、逆に脳が興奮して眠れなくなるケースもあります。日中のパフォーマンスを基準に、睡眠時間や質を判断してください。
【質問3】平日の睡眠不足は、休日の「寝溜め」で回収できますか?
A:「寝溜め」や「睡眠貯金」はできません。すればするほど、睡眠リズムが崩れていきます。
平日の睡眠不足を休日にたくさん寝ることで解消している人がいますが、これはあくまで解消であり、長く寝たからといって睡眠が貯められるわけではありません。逆に寝溜めをすることで睡眠リズムが崩れてしまい,平日も十分なパフォーマンスが発揮できないことが分かっています。
休日にたくさん寝ることで体力が戻ると感じる人もいるかもしれませんが、それは一時的なもの。
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