その際の注意点は、専門家の知識によってアドバイスに差が出るということ。たとえば、睡眠に明るくない医師だと、「しっかり眠れば大丈夫。睡眠薬を出しておきますね」と言われて眠れない悩みを十分に相談しづらいこともあります。睡眠薬を飲んでも症状や悩みが改善しない場合は、「睡眠外来」を受診することをおすすめします。
【質問3】睡眠を改善するために、まずは何をしたらいいですか?
画像出典:『1時間多く眠る! 睡眠負債解消法 日中の眠気は身体のSOS、能力を半減させている!』(さくら舎)
A:「睡眠ダイアリー」をつけて、自分の睡眠リズムを把握しましょう。
睡眠ダイアリーとは、睡眠の時間軸を中心にした睡眠記録です。就寝時間や起床時間はもちろん、昼寝や眠気に襲われた時間、食事や入浴時間など、睡眠にかかわることを記録します。
かなり面倒な作業ではありますが、つけた人の多くは睡眠を改善するためのヒントを発見しています。ぼーっとしている時間を含めると眠気に襲われている時間が多いとか、早く寝すぎているなど、自分の睡眠リズムに気づきます。
まずは1週間、記録してみましょう。睡眠を意識するのは調子が悪いときだと思いますが、継続してダイアリーをつけることで、調子が悪い日ばかりではないことにも気づくはず。
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