2021年2月4日 20:00
「自分が決めたことを黙々とやり続ける」コロナ禍が変えた世界と僕の日常

コラムニストの桐谷ヨウさんによる新連載「なーに考えてるの?」がスタートしました。ヨウさんがA to Z形式で日頃考えていることや気づいたこと、感じたことを読者とシェアして一緒に考えていきます。第3回目のテーマは「C=Change/Covid19(コロナで変化したこと)」です。
まるで時間が止まったかのようだった2020年
2020年はものすごい年になった。年初は他国で新型のウイルスが流行してると思っていたら、瞬く間に世界中に広まって、日本も気づいたらうっすらとドンヨリした雰囲気に包まれるようになった。
テレビを流し見していたらKing Gnuのコンポーザーが「仮に2021年をそのまま2020年と言われても違和感ない感じがする」みたいなことを言っていて、すごく言い得て妙だった。ドラマ『MIU404』の最終回も失われた1年をモチーフにしているように見えた。
すべての人の時間感覚を奇妙なもの──早いようで、止まっているかのような──にした1年だった。
それだけ「密」だった楽しい思い出が多すぎるんだよな、俺たちは。
自分の新型コロナウイルスに対する考え方は公に書く気はまったくないんだけど、命を落とす人がいたり、後遺症に苦しむ人がいたり、経済的に困窮する人たちがいる環境になってしまっていることはすごく心が痛む。
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