くらし情報『明け方に119番通報。あの日、部屋で震えていた自分を抱きしめて気づいたこと【小島慶子】』

2021年3月23日 20:45

明け方に119番通報。あの日、部屋で震えていた自分を抱きしめて気づいたこと【小島慶子】

目次

・お腹に走った激痛
・泣きながら脳腸会議
・光の速さでお見舞いを届けてくれた仲間たち
・「iPadの画面に足から入りたいと思った」
・退院して気づいたこと
・会いたくてたまらないから、近く感じる
明け方に119番通報。あの日、部屋で震えていた自分を抱きしめて気づいたこと【小島慶子】

恋のこと、仕事のこと、家族のこと、友達のこと……オンナの人生って結局、 割り切れないことばかり。3.14159265……と永遠に割り切れない円周率(π)みたいな人生を生き抜く術を、エッセイストの小島慶子さんに教えていただきます。

実は先月入院していたという小島さん。第40回のテーマは入院をして気づいたことについて綴っていただきました。

お腹に走った激痛

それは突然訪れました。東京の真ん中で、ひとりぼっち。未明にデスクの前で寝落ちしていた時、お腹に走った激痛で飛び起きました。そこからは記憶も途切れ気味なのですが、文字通り叫びながら悶絶し、ついには自分で救急車を呼んで、病院に運び込まれたのでした。

要は過労で、腸が悲鳴を上げたみたい。あのいわゆるお腹が痛い時の差し込むような痛みのマックスさらに倍!の激痛に見舞われ、人生で陣痛の次に痛かった……ここまでで6回も「痛」って字を書いたぐらいもう、本当に辛かった。

運び込まれた救急処置室のベッドで激しい吐き気に襲われ、腹の底から轟音を響かせて嘔吐する私の背中を、看護師さんが優しくさすってくれました。ああそのなんと嬉しかったこと!だって、人の手が体に触れたのは1年ぶりだったから。

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