くらし情報『尾崎世界観「今が一番幸せ」 子供の頃に抱いていた違和感』

2021年3月27日 14:00

尾崎世界観「今が一番幸せ」 子供の頃に抱いていた違和感

目次

・「少女」を主人公にした理由
・大人になった今が一番幸せ
尾崎世界観「今が一番幸せ」 子供の頃に抱いていた違和感

ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル・ギター尾崎世界観さんの小説『母影(おもかげ)』(新潮社)が1月に発売されました。

マッサージ店で働く母の姿をカーテン越しに見つめる少女の視点からつづられた物語で「第164回芥川賞」の候補作品にも選ばれました。「今が一番幸せ」と話す尾崎さんにお話を伺いました。前後編。

「少女」を主人公にした理由

——『母影』を読んで何とも言えない嫌な気持ちにもなったんですが、それが逆に心地よかったです。子供の頃にうっすらと感じていたことやなかなか言葉にできなかった何かを思い出しました。読者からの反響はいかがでしたか?

尾崎世界観さん(以下、尾崎):今おっしゃったように自分の話として作品に入り込んで疑似体験するような読み方と、「自分には関係ない」と切り離す読み方の半々という印象ですね。いい悪いではなく、「自分がいるところから降りてきて作品に入り込む人なんだ」とか「この人は自分がいるところから動かずに作品に向かう人なんだ」と、その人の感覚が分かるのが面白いです。

(物語に登場するのは)決して裕福で幸せそうな人たちではないのですが、だからと言って“不幸な人たち”を書きたかったわけではないんです。

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