
『生理終了!~恋愛マンガ家が50歳になったら人生こうなる~』をコミックサイト「ウーコミ!」で公開中の漫画家・安彦麻理絵さんと、『生理用品の社会史』(角川ソフィア文庫)、『月経と犯罪“生理”はどう語られてきたか』(平凡社)などの著作をもつ歴史社会学者の田中ひかるさんの対談。
安彦さんと田中さんはほぼ同年代。ということで、 “麻理絵ちゃん”“ひかるちゃん”の間柄で、閉経と更年期についてざっくばらんに語り合っていただきました。
閉経や更年期なんてまだ先の話、と思うかもしれません。
しかし、生理に関する情報がアップデートされていく昨今、閉経や更年期のことだって事前に知っておくことで、気持ちがラクになることだってたくさんあるはず。連載の最終回です。
(左から)安彦さんと田中さん/イラスト:安彦麻理絵
「閉経したら女じゃなくなる」って何??
——安彦さんは去年閉経、田中さんは閉経までカウントダウンということでしたが、親や知人など、周りの人から閉経に関する体験談を聞いたことはありますか?
安彦麻理絵さん(以下、麻理絵):そういえばママ友に「私、閉経しちゃった」って言われたことある。46歳くらいでストレスで月経がとまっちゃったんだって。
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