くらし情報『「自己責任」「生産性」…私たちを分断する言葉に抗う“ゆるいつながり”の可能性』

2021年6月17日 20:00

「自己責任」「生産性」…私たちを分断する言葉に抗う“ゆるいつながり”の可能性

目次

・「自己責任」の変異株
・人と関わるのって悪くない
「自己責任」「生産性」…私たちを分断する言葉に抗う“ゆるいつながり”の可能性

「その批判は当たらない」「LGBTには生産性がない」「障害者は不幸を生むだけ」--。

政治家による無責任な言葉や誰かの尊厳を傷つける言葉が幅を利かせ、そのことに嫌悪感を抱き、「おかしい」と感じながらもうまく言葉にできないモヤモヤを抱えている人は、決して少なくないのではないでしょうか。

そんな言葉や社会が「壊れつつある」現状について考えた、荒井裕樹さんの『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)が5月に発売されました。

同書は、「マイノリティの自己表現」をテーマに研究している文学者の荒井さんが、障害者運動や反差別闘争の歴史の中で培われてきた「一言にまとまらない魅力をもった言葉たち」と「発言者たちの人生」を紹介しながら、言葉によって人間の尊厳をどう守っていけるのかを考えたエッセイ集です。

私たちが日々抱いているこのモヤモヤの正体は何?社会や人間のつながりを断ち切る言葉に抗(あらが)うにはどうすればいい?荒井さんにお話を伺いました。前後編。

「自己責任」の変異株

——後編では「私たちのつながりを断ち切る言葉に抗(あらが)うために大事なこと」をテーマにお話を伺えればと思います。

第14話の『「黙らせ合い」

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