
6月25日(金)に全国公開された映画『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』。藤木直人さんは26年の役者生活の中で初めて(人間そっくりの)ロボット役を演じています。
本作は、1956年に発表されたロバート・A・ハインラインによる小説『夏への扉』を、世界で初めて映画化。舞台を日本に再構成し、すべてを失った科学者・高倉宗一郎(山﨑賢人さん)が、1995年から2025年へ時を超え大切な人を救う物語です。
藤木さんに本作への出演を決めた理由や、時代の変化の中で感じることについて話をうかがいました。
三木監督に感じた「芝居心」
——いよいよ公開ですね。
藤木直人さん(以下、藤木):はい。ようやく公開日が決まってほっとしています。
——藤木さんは人間そっくりのロボットを演じていますが、ロボット役は初だとうかがいました。役を引き受けた理由はどんなところにあったのでしょうか?
藤木:俳優を始めて26年、驚きのオファーでした。引き受けた理由は、山﨑賢人くんと共演できること。それが一番の決め手となりました。
——おふたりは以前、ドラマ『グッド・ドクター』(18年)でも共演されています。その時の印象が残っていて、ということでしょうか?
藤木:いえ。
…