くらし情報『うつ病は糖尿病の新合併症…専門医に聞くその理由と対策』

2021年8月17日 21:45

うつ病は糖尿病の新合併症…専門医に聞くその理由と対策

ストレスが強いと分泌されるホルモンの作用で血糖値が上昇する

——なぜそうなるのでしょうか。

福田医師:まず、うつ病の原因となるストレスと、血糖値の関係があります。ストレスが強い人はそうでない人にくらべて、運動不足、アルコールをたくさん飲む、摂取カロリーが高いことが明らかになっています。こうした生活習慣は当然、糖尿病の大きなリスクになります。

またストレスを感じると、脳の視床下部(ししょうかぶ)からホルモンが分泌されて、下垂体(かすいたい)が刺激を受け、副腎からコルチゾールというホルモンが放出されます。このコルチゾールはストレスから体を守っているのですが、一方で肝臓から細胞のエネルギー源でもある糖の放出を促し、各臓器にストレスに負けないようエネルギーを充填する働きがあります。しかしこれが、結果的にインスリンの働きを阻害し、血糖値が上がることになります。

インスリンは糖を筋肉などに取り込むように働き、糖を細胞内でエネルギーとして利用できるようにするホルモンです。ただし、このインスリンの作用が低下すると血糖が利用されなくなるため、血糖値が上昇します。

糖尿病の人の場合はとくに、インスリンの作用が悪くなっています。

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